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• イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-10 kitsch-en ブログパーツ
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余りの更新頻度の悪さで、多分ブログは完全にやめてしまったか、あるいは子どもでもできたか、などと思っている読者の方もいるかと思いますが、いやはや、単に仕事に追われているだけです。フリーランスで始めて約5年ほどになるのですが、休みが確実に減る分ブログの方にしわ寄せがきていますね。自宅に帰ってくるのが2週間ごとに数日という具合なので家で料理自体殆どしていないのですが、今回は「夏の間にこれを作ろう」と決めていた夏休みの実験の報告です。 実は自分の中で「全部自分でこしらえたアフタヌーンティー」という計画があったのです。自家製ジャム、自家製のクロテッド・クリーム、そしてスコーンを焼いて、サンドイッチもパンから作ってアフタヌーンティー。いいですねえ、爽やかなイギリスの夏にふさわしい。 まず手始めにジャムを数種類。ブルーベリー、グリーンゲイジ、無花果、苺と4種類作りました。こちらは運良く撮影からお裾分け頂いたものが殆どで、グリーンゲイジは夏の間の一時期しか出回らない事もあって、こちらは購入。生食でも甘くて美味しいし、ジャムでもまろやかさの中に多少酸味がきいた感じの味わいが印象的です。 そしてクロテッド・クリーム。 自家製?と思われた方も多いかと思いますが、最初に宣言したように今回は「実験」でして、しかも結果は「失敗」に終わりました。 仕事柄、雑誌や本などで気になるレシピや、作り方の記述などをノートにとったり、ファイルにためたりという様なことも多いので、以前から幾つかクロテッド・クリームの作り方についての情報があったのです。 しかし!もし簡単にできるようであれば勿論ネットでレシピが見つかる訳ですよね。でも見つからないのですよ(←ここがまず失敗する可能性が高いという証拠)。今回はある雑誌の記事を元に実験したのですが、なんとかクロテッド・クリームらしきものが出来たようではあるけれど、あと2−3回は実験しないと多分皆様に公表できる内容とも言えません。 基本的にはダブルクリーム(脂肪分約40%のもの。多分日本では高脂肪の生クリームにあたるもの)を4−5時間弱火の湯煎にかけました。写真上が約1時間後、真ん中が3時間、最後のものが5時間くらいになります。最後の写真をみて何となく分かるかとは思うのですが、濃厚なクリームらしいものが少し見えるでしょう?このようなクリームの層がもっと厚めに出来れば成功とも言えるのですが、今回は約7ミリ程度の厚さ。結局この上部の層を剥がしてボールに入れて、さてこれをどうしようか、悩んでいたのです。 失敗したものですし、クロテッド・クリームとしては使えないので、強引にスプーンでかき混ぜていたらどういう化学反応だったのか、水分と固形物が完全に分離し、そのままバターらしき物が出来たのです。フランスの無塩バターのような感じ。 「おお、ではこのバターを(また近々紹介する)ケーキにでも使おう。」 となんだかちびくろサンボのような気分(あの本絶版になってしまって、復活したんですよね、確か)。 そして余ったクリームの部分(大量)を使って、、、 アイスクリームを作りました。 普通のバニラアイスよりも甘味があって、どこか不二家のミルキーのような味がするのです。これも熱処理の時に何かあった(←微妙な言い回し)としか思えないのですが、詳しい事は聞かないで下さい。むしろどうしてミルキー味になったのか知っている人がいたら教えて下さい。(強引かな、やっぱ 笑) こんな訳で、夏休みの宿題であったら完全に先生に怒られるレベルの報告で、正直恥ずかしい内容なのですが、完成日を待つとなると一生発表も出来ないという声も聞こえるので今日はこの辺りで。実験成功の暁には、皆さんにもまた報告いたします。 そうでした、もともとスコーンを作りたかったんですよね。 ジャムは毎朝トーストの上で活躍しております、はい。
by kitsch-en
| 2010-09-17 09:05
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