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プロフィール • イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-09 kitsch-en カテゴリ
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季節のお買い得品。 ![]() 先週Whole Foodに立ち寄りました。セージの葉を買うために専門店の梯子をしていたのだけど、そのついでに野菜のコーナーを見渡したら、濃い紫色の小さな無花果が山のように並べられていた。たまたま「本日のお買い得品」のようなポスターも貼ってあったので、思わずそちらの方向に向かって行ったのです。 私が山づみになった無花果の一つを手にとったと同時に、イタリア人の男性二人が興奮気味に走りよってきた。それに触れる距離に近づいた途端、急に彼らの目が真剣になって沈黙が続いた。 二人とも手早くひとつひとつ品定めをしては、片隅にぶら下がっていた紙袋に丁寧に入れていく。潰れることが無いように袋に入れる時はゆっくりと。 その脇の自分も「これ」と思う一つを見つけるために、彼らをまねて手に取っては品定めをして戻しているのだが、正直な所どんな「状態」が完璧なのか、何となくはわかるけど、太鼓判をおすほどの自信はない。 5回取っては4回戻すくらいのペースで選ぶ、そんなエキスパートらしいイタリア人の彼らに聞いてみることにした。 「すいません、イチジクってどういう状態なのが一番美味しいんですかね?」 「あのね、触ってみて、ちょっと固めだったりしたらはっきり言ってお金の無駄。色は黒めで触って柔らかいと思うものが完熟で美味しいよ。」 もうひとりの男性、 「そうそう、殆どのスーパーだと箱に入ってるし、市場とかで触ったりすると怒られるでしょ?こうやって触らないと絶対わからないしね。実際スーパーのものって詐欺だよね。」 私、 「そうだね、スーパーものの無花果で美味しいと思ったこと、無いんだよね。なるほど、じゃあこれってどうですかね。」 選び採った一つを手渡して成績判断をしてもらったところ「完璧」と一安心する一言を頂けたので私もそれを袋に入れた。 日本のお店で野菜や果物を買って、まずがっくりすることは余り経験したことが無かったような気がするが、英国だと見た目は新鮮な詐欺野菜も沢山有ると思う。スーパーでは賞味期限のシールを張り替えたり、箱を変えてまた店舗に送り出したりすることもあるというから手に負えない。ある程度気をつけないと食べたときに「こんなはずじゃないのに」という目にも遭う。野菜だけではなく果物、魚、肉に関してもそうですね。 英国では「フードマイレージ」という問題がよく話題に上がります。気候や地理的条件のせいもあり、あまり食材には恵まれないこの国では食品の多くが他国からの輸入品ということが多いのです。 そんな無花果も輸入物でした。 勿論イタリアンの誇るイタリア産でした。 小さな実を4つ程持ち帰り、何の飾りもなくそのまま頂きました。 無花果ってこんなに美味しいんだなあ、とはじめて思いました。70ペンスの幸福。お買い得。 ![]() イメージはスコットランド出身のCharlie Bairdさんの作品"Fig 1 & 2"と"Figs 1 to 15"をお借りしました。この他にも多々果物の作品があって素敵です。来年2月にロンドンで個展開催の予定。 いちじくってイギリスで今頃の食べ物だと初めて知りました。 正直言って好物とは言いがたい果物なので、 日本でもイギリスでも普段食べたりしないのですが、 もしかしたらそれは本当においしいいちじくに 出会ったことがないからなのかしれない・・・とちょっぴり思いました。 我が家のご近所さんが先日、野生のりんごの木を近所に見つけ いつくか持って帰ってきたのをおすそわけしてくれたのだけど、 甘くて歯ごたえがあってものすごくおいしくて、 たくさんもらったりんごがあっという間になくなるほど・・・。 虫が食って見かけは悪いけど農薬を使ってない天然のものって こんなにおいしかったんだぁ~ってその時思いましたよ。 私もそうでしたよ。無花果は何回も食べたことがあるんだけど、いまいち「これは美味い!」と思う程の感動が無くて、見かけてもあまり気にはしなかったのよね。たまたまそのイタリア人の男の子たちがものすごく真剣だったので、イタリア人の食べ物に関する熱意をに圧倒されて買ってみたの。普通のスーパーだといつも齧って(まずっ!)と思うことの方が殆どだったから感心したのよね。美味しかったよ。
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