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• イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-10 kitsch-en ブログパーツ
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忙しい忙しいと思っていたらもう12月も半ばな上に、クリスマスの飾り付けどころか仕事先へのクリスマスカードを書くにも至っていないkitschenです。 街なかも結構華やかなんですけど、確定申告の締め切りもあって祭り気分というよりかはは追われてます。そんな最中プログ、やってて良いのでしょうか?まあまあ、息抜きも必要。今週も頑張ります。 日曜日は義理の母のお誕生日だったので、昼間はヨークシャーも田舎のど真ん中のパブにランチを食べに行きました。地元の人たちのみが知るお店で、車がないとまず行けません。お値段もお手頃で料理はとっても美味しいのです。近くに来た方には是非おすすめ。 そのあと義理の母がうちに遊びに来て、家伝のパンケーキについての講習会を開いてもらいました。 リリアンはスコットランドとイングランドのハーフで(とはいえ同じ英連邦の中ですけどね)、スコットランド人の母から譲り受けた特別なパンケーキのフライパンがあるのです。来週たまたま仕事の関係で「ドロップスコーン」(別名パンケーキ)を作ると伝えた所、「良い道具があるよ」とのことで、今日はそれをお披露目してもらうことになったのです。ということで、今日はリリアン特製スコッチパンケーキの巻。 小麦粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、クレームタータ、砂糖、ゴールデンシロップ、塩、卵、牛乳を混ぜ合わせて生地を作ります。ふつふつと表面に軽く泡が立つ感じまでふわっと仕上げて、ぽってりというよりかは「さらさら」なくらいに生地は薄めです。 ちなみに材料のひとつ、クレームタータ(Cream of Tartar)は酒石酸水素カリウムというもので、英国のお菓子作りの際に、メレンゲの泡を保つ為に主に加えられるものです。ワイン製造時の副産物だとか。入れなくても大丈夫ではあるんですけどね、スーパーではお菓子作りのコーナーに普通に並んでいます。 そしてこれがその特製フライパン。 コンロの上に直接置くか、暖炉で下から熱を加えて調理するものです。丸い鉄のディスクの上に、半円形の持ち手がついていて、更に上から吊るせるようになっています。ちなみにこんなものは調理器具の専門店でもみたことがありません。使用時にはなるべく低温で、生地の準備を始める段階で温め始めるのがコツのようです。 ふつふつと表面に小さな穴が開きはじめたらへらで返します。 焼き上がりが近づくにつれて手ぶれが激しいんですけど、心理状態が顕われすぎですね。 きつね色に仕上がったらフライパンから取り上げ、他のパンケーキが焼き上がるまで、布巾で包んで温かい状態を保つようにします。 とはいえ、部屋に3人いると「他のパンケーキが焼き上がるまで」なんて「待つ」という行為は脳裏に全くなく、ひたすら身近にあるバターとジャムをとりあいの状態になるんですね。2口くらいでパクリといけてしまう小さいパンケーキなので、気がついたら何枚食べているのか謎の不加算名詞です(可算名詞ですけどね)。やめられないとまらない。 「もうちょっときれいな写真を撮りたいんで、すんません。ちょっとガマンしてね。」と重ねたパンケーキにちょっとした飾りをつけることにしましたが、基本的に一般家庭ではバターとジャムが普通です。 リリアン、お誕生日おめでとう! そして家伝のパンケーキ、美味しかったですよ。 、、、ちなみに彼女は何歳になったんだ???
by kitsch-en
| 2007-12-17 08:45
| 料理
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