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• イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-10 kitsch-en ブログパーツ
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新しい年の始まりとともに、ダイエットが流行り出すこの時期。今日紹介するデザートは低カロリーものです。 上の写真のメレンゲは、低温のオーブンで焼き上げ、英国ではパブロバ(pavlova)と呼ばれるデザートが一般的によく知られています。メレンゲの上に生クリームと果物を足すのですが、クリームの代わりにヨーグルトと蜂蜜を足しても美味しいですよ。お菓子を作る際に、卵白が沢山余った時にはよく作ります。 バニラとシナモンのコーヒーミルク。 これは簡単。バニラとシナモンを少々加えて温めたものに、濃いめのコーヒーを足したものです。コーヒー無しのミルクだけでも、ほっと落ち着くほのかな甘みです。 そしてこれも英国ではよく知られる(けれど作る人はあまり居ない)デザート、トライフル(trifle)です。60−70年代に流行ったようですが、戦後の食糧難の時代に粉カスタード、ゼリーミックス、缶詰の果物、市販のケーキ、シェリーなどのお酒、生クリームを使って作っていた名残があり、トライフルといえば、そういう出来合いもののイメージが強いのです。スーパーでもよく見かけますが、パイ投げや顔を突っ込むのに丁度良さそうなくらい大きいものが多いです。 写真のものはスポンジもクリームも作りました。手作りだと軽めにできるのが良いですね。おいしかったです。 本来は生クリームがたっぷり乗るのですが、その代わりにフロマージュ・フレ(fromage frais)を使っています。低脂肪のチーズで甘くないプチダノンみたいなものですね。こちらでは気軽にスーパーで買えるもので、私は結構気に入っています。マンゴ、パッションフルーツ、オレンジにさくらんぼのお酒キルシュを足して、フィサリスで飾り付け。空輸の野菜や果物が多い国だけに簡単に作れるけれど(しかもほとんどスーパーの見切り品で買ってきた)食品の移動距離が非常に多い一品ですね(汗)。 上でも触れたフィサリス(physalis)は別名ケープ・グースベリー(cape gooseberries)とも呼ばれ、形は日本で秋頃見かけるほおずきによく似ています。これはもちろん食用で、甘酸っぱい味。皮は写真のように軽く茶色かかっています。日本でいう「ほおずき」は英国ではチャイニーズ・ランタンと呼ばれているので、少々違う種なのかも知れません。 この果物もここ2−3年の間に見かけられるようになってきたものです。 かわいいですよね。 <追記> ほおずきは(皆さんご存知のように)観賞用に育てられ、フィサリス/ケープ・グースベリーは一般的に食用です。アメリカや南アフリカの余り肥沃では無い場所でもよく育つらしく、アメリカで育った友人も「庭に生えていたよ」と言っていました。もし国外でフィサリスを見掛けた時は、是非お試しを。お腹は壊さないので安心してご賞味ください。
by kitsch-en
| 2008-01-07 09:15
| 料理
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