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• イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-10 kitsch-en ブログパーツ
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チリの首都サンティアゴから、プジョー206をレンタカーから借りて約2週間ほど運転しながらの旅をしました。走行距離は合計3500キロ。主人と交代で運転しながらパタゴニア付近まで行ってサンティアゴまで戻ってきました。 上の写真はサンティアゴから約1200キロ離れた、プエルトオクタイという小さな村の付近の湖で、釣りの道具があれば鮭も釣れるそうな。富士山そっくりの山を眺めながら、なんだか中途半端に日本にいるような気分にもなりましたよ。 一瞬ええ?と思って思わず車を止めました。川に掛かる橋を渡る際に見かけたリャマ、暑くって川で水飲んでるよ!しかもハガキの絵のようで出来過ぎで怖い。 滞在したホテルの近くでは、鷹の赤ちゃんを見かけたりもしました。まだ飛べないようで、写真を撮るときに少々脅かしてしまったようです。ごめんね。 軽自動車ではなくて、四駆を借りた方が良かったと多少後悔するような、舗装されていないでこぼこの地面を荒立たしく砂埃をあげながらずうっと進み、たどり着いたのはうっそうと茂る森の近く。川のせせらぎを聞きながら、相方とともに矢印に従ってずうっと上っていきました。 村の小さなお店で買ってきたパンやハム、持参のナイフでトマトなどをざくっと切り取ってはサンドイッチを作って川辺でピクニックをし、そのまま更にジャングル化が進む奥地に行き、たどり着いたのは、、、 ここも「華厳の滝か」と日本を思わせる場所で、霧がかかる周辺には不思議な雰囲気が漂っていました。「厳か」という言葉がぴったりくるような所です。 と、この写真ではその滝の大きさが伝わりにくいのですが、かなり大きかったんですけどね、多分日本であったら絶対柵が立てられて「この先進入禁止」となるようなところを、、、うちの相棒は記念写真を撮ってあげた後に変なことを思いついたらしい。 「滝の裏って凹んで穴になってたりしない?」 「ああ、そうかもねー。そういうの、写真とかで見るねー。」 「ちょっと見てくる。」 「ええ???」 と思っているうちにどんどん進む相方を見ながら(写真の右)、冗談ではなく本気らしいと気づいたのが最後。大声で「やめろー!」と叫んでも滝の音で聞こえない。滝の大きさと、向かっていく彼のサイズを比較していただくと、どれだけ危険なのか、、、分かりますよね(汗)普通、行かないでしょう。 ちょっと、やばいってそれ! 落ちたら本気であの世行きだよ! 追いかける訳にも行かずに、出来ることと言ったら「主人の最期を見届けよう」(諦め)ということのみで、遺骨とともに「トニ夫はとっても勇敢でした」と親族に告げる覚悟でずうっと見つめていました。冗談にならないか(汗) 私泳げないんですよ、助けに行くのは無理です。なんて考えていたら、ああもう、本気で滝の裏まで行っちゃってますよ。 落ちるな、、、落ちるな、、、と願うこと数秒。そうしたら、あれという間に、今まで見たことないくらいに半端なく早く、速攻犬のように帰ってきた。しかも滝に打たれてずぶぬれ。 こいつ、本気で阿呆やねん。 というか、こういう訳のわからないことをしでかすのが英国人のエキセントリシティーなのかと変に納得しながら鼓動が早くなった心臓をなでおろし、全くなんてこったとおもいながら帰途につきました。 旦那曰く、どうやら衝動にかられてそうせざるを得なかったらしい。 うーん。 書き物屋(相方の仕事)って頭も一部おかしくなってしまうんでしょうかね。 でも滝に打たれてちょっとは変わったのかな?良い意味で。あははー(汗) 貧血になるかと思ったわ。 今後時々フラッシュバックに襲われる予感がします。
by kitsch-en
| 2008-03-02 10:47
| 南米旅行2008
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