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• イギリス在住12年 • フードスタイリスト リンクフリーです。 お返事が遅れることがよくあります。気長にお待ちください。 →ブログランキング 写真や記事の無断使用は固くお断りします。 copyright all content ©2007-10 kitsch-en ブログパーツ
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「パースニップと人参のオーブンチップスと、オーブンに仕上げたのカリフラワー」 オーブンチップスは皮むき器で超薄切りにしたものにオリーブオイルを塗り、ベーキングシートの上で乾燥させたものです。カリフラワーは小指の先程度に小さく切って、同じくオリーブオイルと塩をまぶして高温短時間の調理をしたもので、野菜のおいしさが味わえるおつまみ。パースニップは珍しい野菜かもしれませんが、兵庫のggfarmさんでも育てていらっしゃるようですね。 「山羊のチーズ、ビート、クレス、オニオンマーマレードと胡桃のサラダ」 日本で作ると結構高く付きそうなサラダですが、山羊のチーズやビート、クレスも胡桃もこちらでは簡単に手に入る食材なのです。こちらの料理本などをみると、実は結構よくある組み合わせなのですよ。玉ねぎは根の部分を切らずにくし切りにして、ザラメ糖を掛けてオーブンで長時間掛けて調理したもの。仕上げに天然塩かお醤油を足して、甘さと塩加減を調整すると良いです。冷蔵庫で1週間くらいはもつので、ブルーチーズや塩気の強いチーズなどに添えても美味しいです。 ドレッシングを掛けたら見た目が大変な事になったので、敢えてみせないよ。内緒。 「黒米とタレッジョのライスコロッケ」 こちらは前日に黒米を使ったリゾットを作ったので、イタリアのチーズ、タレッジョと一緒にライスコロッケ(アランチーニ)を翌日準備しました。タレッジョは塩気が割と強いのですが、茸などとも相性がいいです。癖がちょっとありますが、特にナッツのような風味がある分、黒米の香ばしい味わいともよく合います。(そうはいっても黒米自体イタリアにはないのでイタリア人に怒られるかもしれませんが 笑)色からして凄く美味しそうには見えないのですが、中々いけますよ。実はこれを作りながらおはぎを作っているような気分になって、日本が懐かしくなりました。 以上日曜日のランチでした。 ごちそうさま。 #
by kitsch-en
| 2010-09-27 08:56
| 料理
これも夏休みの宿題第2弾。 ジンジャー・エール(あるいはジンジャー・ビア)を作る事にしました。 3本実験の為に作って、昨日は最後の瓶を開けたのですが、実験から40日目の結果は中々のものでしたよ。後ほど作り方については軽く触れますが、こんな簡単な材料で不思議にも炭酸飲料って作れるんだな、ということ。微炭酸ではなくてきちんとした炭酸飲料。 市販のジンジャー・エールは一般的に甘味が強いものが多い気がするのです。私が購入する際は甘さ控えめのfever treeのものを手に取る事が多いです。どちらかというと、ラム酒を割る時にジンジャー・エールを使う機会が多いせいかもしれないのですが、お酒の味が全く味わえないくらい甘味が強いものが多いだけに、このブランドのものはさっぱりめでお勧めです。 そしてそのラム酒をジンジャー・エールで割った"Dark'N'Stormy"という飲み物はうちでも定番でもあるのですが、オーストラリアやバミューダ(英連邦の国々)では割と有名なようですね。うちではミントとレモン、時々薄切りの生姜を添えますが、一般的なレシピを見るとライムの薄切りが入るようです。 今回は甘くないジンジャー・エールを作ったので、甘くなさすぎな事を見込んで生姜とシナモン、カルダモンのシロップを作り、同じ期間冷蔵庫で熟成させました。カルダモンもシナモンもほのかに香る程度にしたので、甘辛くて美味しいです(そしてこの浸かっていた生姜はお菓子作りに役立って頂く予定)。 そしてこちらが仕込みの時の写真。 必要な物は粉末イースト、ぬるま湯、トーストしたパン1枚、生姜のすりおろし、砂糖、水、レモン汁のみです。トーストにぬるま湯で戻したイーストのペーストを塗って、水・生姜・砂糖、レモン汁を混ぜたものの上部に浮かべ、12時間ほどラップを掛けて発酵させます。パンの端の部分をみても分かるように、気泡がふつふつと湧いてきたのが約2−3時間後。そして、ラップが膨らんでいるのはガスが発生した為と思われます。生姜とイーストの残留物が入らぬように2−3回漉して、煮沸消毒した瓶に詰めます。この時点で試したときはイーストの味が強いものの、超微炭酸。 1週間後に試した物は多少炭酸が強くなりました。2週間後は撮影した写真を参照に。昨日(40日後)の最後の瓶は、かなりの炭酸の強さに驚きました(確実に市販の炭酸飲料位の発泡)。時間が経つにつれて微粒子のイーストが底に沈殿するので、時間をおいたものの方がイーストの独特の味がなくなる分飲みやすいです。そのかわり生姜の風味が落ちます。 昨日のものはシロップのみでお酒を入れずに飲んだのですが、なんだかアルコールが多少熟成したような気もするんですよね。軽く酔っていたような気がするので、またリサーチを兼ねて少々調べてみるつもり。これもまた実験を重ねて完成品を作りたいですね(いくつそういうプロジェクトがあるのやら 笑) #
by kitsch-en
| 2010-09-20 19:45
| 料理
夏のポピーは季節も変わり、秋色の庭でひっそり枯れて寂しそうだったのですが、それをみながら思いついた。「ケシの実って食用だ」ということ。あたりまえ、でも目の前の花からそれを想像するのに少々時間が掛かる。 普段お店から買ってくるのが当たり前になっていると、プラスチックの袋に入っているのに見慣れ過ぎていて、案外そんなことも忘れがちです。約20−30佇んでいた枯れた茎を摘み取って、林檎とケシの実のケーキを作りました。 写真をみても結構実が入っているのが分かるとは思うのですが、不思議なことに、この位多めに入っていないと案外食感が分かりづらいようです。こちらのレシピでは、クロテッド・クリームを作る時に出来た無塩バターを使ったこともあり、甘過ぎないし素朴で素直な味がとても印象的。洋菓子ですが、ほうじ茶などにも合いそうです。 レシピはこちら。 #
by kitsch-en
| 2010-09-17 21:12
| 料理
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by kitsch-en
| 2010-09-17 09:18
| 料理
余りの更新頻度の悪さで、多分ブログは完全にやめてしまったか、あるいは子どもでもできたか、などと思っている読者の方もいるかと思いますが、いやはや、単に仕事に追われているだけです。フリーランスで始めて約5年ほどになるのですが、休みが確実に減る分ブログの方にしわ寄せがきていますね。自宅に帰ってくるのが2週間ごとに数日という具合なので家で料理自体殆どしていないのですが、今回は「夏の間にこれを作ろう」と決めていた夏休みの実験の報告です。 実は自分の中で「全部自分でこしらえたアフタヌーンティー」という計画があったのです。自家製ジャム、自家製のクロテッド・クリーム、そしてスコーンを焼いて、サンドイッチもパンから作ってアフタヌーンティー。いいですねえ、爽やかなイギリスの夏にふさわしい。 まず手始めにジャムを数種類。ブルーベリー、グリーンゲイジ、無花果、苺と4種類作りました。こちらは運良く撮影からお裾分け頂いたものが殆どで、グリーンゲイジは夏の間の一時期しか出回らない事もあって、こちらは購入。生食でも甘くて美味しいし、ジャムでもまろやかさの中に多少酸味がきいた感じの味わいが印象的です。 そしてクロテッド・クリーム。 自家製?と思われた方も多いかと思いますが、最初に宣言したように今回は「実験」でして、しかも結果は「失敗」に終わりました。 仕事柄、雑誌や本などで気になるレシピや、作り方の記述などをノートにとったり、ファイルにためたりという様なことも多いので、以前から幾つかクロテッド・クリームの作り方についての情報があったのです。 しかし!もし簡単にできるようであれば勿論ネットでレシピが見つかる訳ですよね。でも見つからないのですよ(←ここがまず失敗する可能性が高いという証拠)。今回はある雑誌の記事を元に実験したのですが、なんとかクロテッド・クリームらしきものが出来たようではあるけれど、あと2−3回は実験しないと多分皆様に公表できる内容とも言えません。 基本的にはダブルクリーム(脂肪分約40%のもの。多分日本では高脂肪の生クリームにあたるもの)を4−5時間弱火の湯煎にかけました。写真上が約1時間後、真ん中が3時間、最後のものが5時間くらいになります。最後の写真をみて何となく分かるかとは思うのですが、濃厚なクリームらしいものが少し見えるでしょう?このようなクリームの層がもっと厚めに出来れば成功とも言えるのですが、今回は約7ミリ程度の厚さ。結局この上部の層を剥がしてボールに入れて、さてこれをどうしようか、悩んでいたのです。 失敗したものですし、クロテッド・クリームとしては使えないので、強引にスプーンでかき混ぜていたらどういう化学反応だったのか、水分と固形物が完全に分離し、そのままバターらしき物が出来たのです。フランスの無塩バターのような感じ。 「おお、ではこのバターを(また近々紹介する)ケーキにでも使おう。」 となんだかちびくろサンボのような気分(あの本絶版になってしまって、復活したんですよね、確か)。 そして余ったクリームの部分(大量)を使って、、、 アイスクリームを作りました。 普通のバニラアイスよりも甘味があって、どこか不二家のミルキーのような味がするのです。これも熱処理の時に何かあった(←微妙な言い回し)としか思えないのですが、詳しい事は聞かないで下さい。むしろどうしてミルキー味になったのか知っている人がいたら教えて下さい。(強引かな、やっぱ 笑) こんな訳で、夏休みの宿題であったら完全に先生に怒られるレベルの報告で、正直恥ずかしい内容なのですが、完成日を待つとなると一生発表も出来ないという声も聞こえるので今日はこの辺りで。実験成功の暁には、皆さんにもまた報告いたします。 そうでした、もともとスコーンを作りたかったんですよね。 ジャムは毎朝トーストの上で活躍しております、はい。 #
by kitsch-en
| 2010-09-17 09:05
| 料理
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